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カフェでふと思い出した、父との忘れられない日

こんにちは、Kojiです。

先日のパートナーとのランチデート去年から行きたいと思っていた、自然豊かな山奥にある蕎麦屋さん
そんなお店のテラス席でおいしい蕎麦をいただきました。
(*お店の情報は、【東北】カフェ・ランチ情報コミュニティでシェアしています)

食後、心もお腹も満たされたあとの余韻に浸っている時のこと。
ふと目に入ったのは、楽しそうに食事をしている親子…
お父さんと小学生くらいの息子さんの
微笑ましい光景に、思わず目が留まりました。
「父とこんなふうに食事をした記憶って、ほとんどなかったな…」
今はもう天国に旅立った父のことを、ふと思い出しました。

そして、胸の奥に、
あの“忘れられない日”が静かに浮かんできたのです。

初めて父とぶつかった、あの夜

20代半ばくらいのとき。

父は昔からお酒を飲むとよく絡んできて、
それを好ましく思っていなかった私はずっと関わるのを避けてきました。
けれどその日はなぜか、心に抑えていたものが一気にあふれ出してしまい、
ついに取っ組み合いになるほどの喧嘩に…。

取っ組み合いの喧嘩の後、なぜか妙な落ち着きと空虚感を感じ
「もう、こうするしかなかったんだろうな」と、諦めのような感情すらありました。
今思えば、私はずっと我慢していたんだと気づきました。

元々、父は寡黙なタイプ
でも、本当は父のことをもっと理解したかったし、
父もまた、私ともっと話したかったのかもしれない。
でも、不器用な父は、そんな想いをどう伝えていいかわからなかったからお酒に頼っていたんだろうと思う。

コミュニケーションが苦手だった、昔の自分

カウンセラーになる前の私は
自分の気持ちをうまく伝えるのが得意ではありませんでした。

本音を出せずに、気まずさを避けてしまうことも多くて
その結果、大切な人と心の距離ができてしまうこともありました。

あの日、父との喧嘩を通して学んだのは、

「人には人の事情や感情がある」ということ。
そして、「迷惑をかけないように」「気遣いを持って接すること」が、
人との関係性においてとても大切なんだということです。

今、私は人と関わる中で、
「この人は何を感じているんだろう?」
「どんな背景があるのかな?」
と、自然に想像するようになりました。

お酒を飲んで絡んできた父も、
仕事のストレスや、持病の不安、あるいは寂しさを抱えていたのかもしれない。

あの頃はただ「迷惑だ」と思っていたけれど、
今は、当時の父の気持ちに寄り添えるようになった気がします。

もっと早く、自分に向き合い、サポートを受けたりしていたら、
父親が生きている時に、会話を楽しめたり、色々な思い出も増えたのかも…とも思うんですよね。

今、心から伝えたいこと

もしかすると、この記事を読んでくださっているあなたも、
「本当はもっと親と話したい」「あの時こうしていれば…」と、
どこかに引っかかる想いを抱えているかもしれません。

あるいは、過去の私のように、
・コミュニケーションに少し苦手意識がある
・親との関係がうまく築けなかった
・過去の自分に、後悔や未練がある

そんな想いを抱えている方は、意外と多いのではないでしょうか。
過去を変えることはできません。
でも、今の自分の向き合い方次第で、これからの人間関係は変えていけます。

私は今、カウンセラーとして、
そして人との関わりを大切にする一人の人間として、
「対話の場」や「安心して話せる関係性」を、これからも広げていきたいと思っています。

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「こんなテーマも読んでみたい」「今こんなことに悩んでいます」など、
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